四十九日法要の香典

四十九日法要というのは、故人が亡くなられた日を1日目と数えて49日目に行う法要のことを言います。
関西では逝去される前の日を1日目とかぞえることもあるようですが、この四十九日に香典をいただいた人へ1/3ほどの金額の品をおかえしすることになります。

葬式やお通夜と違い、四十九日法要はごく身内で行われることが多くなります。
その場合の香典の金額の相場は、1人あたり1万円から一万五千円位が目安とされています。

この費用の内訳ですが方用終了後の会食で1名あたり五千円から七千円程度の費用がかかり、この他にもお寺へのお布施や供え物の準備が必要となるためこのような金額になるのです。

この金額はごく普通の状況での付き合いのあるときの金額なので、各家庭ごとに故人との関係や参列される方とのつながりや、周囲の経済状況によっても差が出てくるため目安として考えましょう。

神式、キリスト教式の場合

日本におけるお葬式や法事というと仏式であることがほとんどのため、仏式の場合の香典について知っている方は多いでしょう。
けれど、少なからず神式の場合がありますし、キリスト教式の場合も増えてきています。
つい最近、ガイガーカウンターについて調べに東京へ行ったときも、とある東京の整体院の近くでキリスト教式のお葬式が行われていました。
こんな場合、香典はどうすると良いのでしょうか。

まず神式ですが、日本の法事は仏式が多いとはいえ、日本古来の神式も受け継がれて来ています。
神式の場合の香典は、表書きを「御霊前」「御神前料」「御玉串料」「御榊料」等と書きます。
玉串とは枝先に紙片がついた神具で、榊とは神に供える植物ですね。
神式の香典はそれらのお代の意味もあります。
水引の色は白黒、または双白です。
白黒なら仏式でも使われるのでよく見かけますが、双白はちょっと見つけにくいかもしれません。
ちなみに、香典返しは50日目の霊前祭直後に贈るのが一般的です。

さて、次はキリスト教式の場合の香典ですが、実はキリスト教には香典の習慣がありません。
というのも、香典そのものが日本ならではの風習で、西洋では行われないのです。
ですが、キリスト教式とはいえ日本でのことなので、少なからず香典を渡す方が心遣いが見られますね。
金額は立場によります。
香典の習慣がないため、香典返しの習慣もないのがキリスト教式ですが、その代わりとも言えるような風習があります。
キリスト教式の場合死後1ヶ月後に昇天記念日というものがあります。
そのときに挨拶状に品物を加えて贈るのが一般的です。

御霊前?

香典の表書きに御霊前と書くこともあると思います。
この御霊前と書いておけば大丈夫と思っている人もいるようですが、実はこの御霊前というのをつかうとあまりよくない場合もあるので注意しましょう。
宗派によっては霊の考えがない場合もあります。そうしたときの香典に御霊前はやめておくようにしましょう。
たしかに仏も霊も抽象的な概念であって、両者は行動されやすいものでありますが、宗派によっては思想が異なるのです。
例えば仏教の中の浄土真宗では亡くなった方は仏になるという思想を持っています。
そのため香典に御霊前と書くのは間違いになります。
ただ仏教でも霊を重視するところもあれば、神式でも英霊としての意識があります。

ただ開いての宗教がわからない場合もあると思います。
そうしたとき香典の表書きをどう書けばよいか迷うかもしれませんが、そうした場合には御霊前を使っても大丈夫だと思います。
今ではそこまで気にする人もいないと思われますが、一応知っておいたほうがよいと思う香典の書き方でした。

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葬儀の連絡

葬儀が決まると、連絡をしなくてはなりません。
まずは、町内の自治会長さんに連絡しましょう。
本人の希望で家族葬をされる方は、自治会長さんにその旨を伝えなくてはなりません。
「故人の遺志で家族葬にて葬儀を執り行い、ご会葬、ご香典等はご辞退申し上げます」と回覧してもらうと良いかと思います。
そうしないと、自宅に近所の方が香典をもって線香を上げに来られて対応をしてくてはならなくなってしまいます。
また、友人や知人への連絡は、一番親しい方へ連絡をして他の方へ連絡をしてもらいましょう。

故人への職場への連絡は、職場や上司に葬儀の詳細を連絡をして参列者が多いのであれば会社から葬儀の受付をお願いすると良いですよ。

葬儀の連絡は、
・故人の名前
・お通夜、葬儀・告別式の日時
・喪主の名前
・斎場名と住所、電話番号、地図等 を伝えましょう。
この連絡方法は、電話やFAXで行いますが聞き間違え等がなくスムーズなのはFAXです。

クラウドを販売しているコールセンターに勤める友人のお父さんが亡くなった時は、私に連絡が入り他の友人に連絡をしました。
連絡した友人達と葬儀に参列してきました。

連名で出す場合

葬儀に出席する際、社葬などになると香典を連名で書く機会もあるとおっもいます。

この連名にする際どうやって書けばよいか、迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
この連名は右から代表者や年長者といった目上の人から順にかきます。
または代表者の名前を記さずに、~一同とまとめて記して出すこともできます。
連名で香典を出す場合は、別紙に一同の名前と住所、そして金額を書くようにしましょう。

こう連名で出す場合は、右から目上の人の順に書いていくものですが、上下関係のない場合もあると思います。
こういう場合はどういった順番でもよいのですが、50音順にすると分かりやすいかもしれませんね。
ですが香典を連名でもらう方は何かと手数がかかってしまうのになってしまうので、出来れば1人ずつ香典を包むようにしたほうが、遺族に対しての心遣いになると思います。

連名で出す際包む金額は連名だからといっても1人分ではありません。
夫婦で出席する場合は連名でもかまいません。

人数が多い場合、連名で書く場合はスペースからみても全員分の姓名を書くのは難しいですとね。そういった場合は中心に代表者の名前を書き、左側に小さめに他一同と書いて出すのがよいと思います。

チラシを激安で印刷していた会社の元社長さんの葬儀のとき、都合で連名で出したのですが、名前を書く際何も考えずに書いてスペースが詰まってしまい、もう一度書きなおしなんてことがありました。
こういったことのないように、予め考えて書きたいですね。

香典袋の水引の色

香典袋の水引の色は黒白が常識とされていますが、実はこれは関東においての常識で、地方によってはそうでないところもあります。
お葬式の香典袋は全国共通して黒白の水引ですが、法事のときには関東では黒白。
しかし、関西や北陸地方では黄白の水引でなくてはいけません。
関東の方が関西・北陸、または関西・北陸の方が関東へと法事に出席されるときにはご注意ください。
黄白の水引の香典袋は、その風習がない地方には売られていないので、現地へ赴いたときに文房具店等で購入すると良いでしょう。

何故、地方によって香典袋の水引が違うのでしょうか?
黄白の水引の香典袋の発祥は京都にあると言われています。
そもそも、喪に服す色として黒色が採用されるようになったのは欧米文化が日本に入ってきてからでした。
それまでに尊い色として使われていたのは黒色では黄色です。
欧米文化は日本全国に広まって香典袋の水引の色も黒色が広まりましたが、当時皇室が置かれていた京都やその周辺、また京都からの物流が盛んだった北陸等においては、歴史ある黄色がそのまま法事用の香典袋に残ったのです。

一般的に関西・北陸地方ではお葬式に黒白、法事に黄白ということにはなっていますが、京都ではお葬式に黄白で法事に黒白という逆のパターンもあります。
また、今では黄色は黒の次に尊い色とされていますが、歴史に意味があるので、黒白で出すべきところを黄白で出してしまっても特に失礼にはあたりません。
その逆もしかりです。
それほど厳密に考える必要はないでしょう。
ただ、ご遺族のことを思えば、地方の風習に合わせた方が良いかもしれませんね。

香典返しに何を?

本来香典のお返しはないものとされています。ですが、葬儀の形式によって多少変わってきますが一般的に仏式では、喪主が忌明けに挨拶状を添えて送ることになっています。
そして葬儀の当日に渡す、即返し、当日返しというものも存在します。

香典返しは半返しとも呼ばれ、一般的にはいただいた香典の半額程度の品を返します。地方や宗派によっても異なり、関西では3割程度の金額を返す場合も多くあります。それほど気を遣いすぎる必要というのもありませんが、一相場としては5割から3割が一般的になっています。

香典返しの品を選ぶときにどのように選べばよいか迷うとは思いますが、誰がもらっても役に立つものが良く選ばれています。
選ばれる品の中では、シーツ、バスタオル、タオルセット、石鹸、コーヒーセット、洗剤セット、海苔、茶、砂糖などですね。
最近はカタログから好きなものを選んでいただく形の香典返しがよく利用されているみたいです。
相手が好きなものを選べるというのは、ある意味でとても親切であるとおもいえますしね。
金額も喪主の希望によってコースがあるのがうれしいところです。

香典返しを送る次期ですが、

・仏式なら四十九日が忌明けとなりますので、納骨をすませた後挨拶状とともに
・神式なら五十日祭りのあとに
・キリスト教は特に決まりはないのですが、1ヶ月後の召天記念日を目安に
・無宗教であれば、仏式に習って四十九日の忌明け
が一般的になると思います。

香典とトラブル

まずきをつけなくちゃいけないのが、香典泥棒。
喪服に珠数といった服装で参列者になりすましてくるんですよ香典泥棒って。
そして、香典を泥棒していくんです。
お通夜や葬式では受付などを葬儀業者や親族、会社関係の人に任せる人が多いでしょう。
ですから、弔問客の一人一人の顔と名前はわかりません。
こうした隙を狙って、香典泥棒は葬儀が終りに近づく頃になると受付に近づいてきます。
「家族が探していた」など受付を無人にし、その間に香典を持ち去るのが手口です。

十分注意が必要です。

新生活と香典

第二次世界大戦が終わった直後の昭和20年代から30年代にかけて、各地域で【新生活運動】という住民運動が広まっていったのはご存知ですか?

敗戦直後はというと社会が経済的に疲弊していたこともあって、葬儀の際の香典や香典返しは経済的な負担が非常に大きく、新生活運動が引き起こされる原因となったと考えられていたそうです。新生活運動の内容は、地域によって多少の違いがあるそうなのですが、次のようなものがあります。

◆結婚式は公共の施設で行いましょう
◆葬式の香典は金額を少なくし、香典返しは辞退するようにしましょう
◆生花や盛篭は2対までにしましょう
◆お膳や会食の金額は幾らまでにしましょう

といったような明確な取り決めもあったとか。

要は生活の中の見栄や無駄を省き、虚礼的な贈答はやめ、生活を簡素にしよう。また経費の削減にも努めよう・・・というのが新生活の意味だそうです。しかしこれも日本が高度経済成長を遂げる中で、新生活運動は徐々に忘れられていったとのこと。確かに今では全くそんな取り決めがないですもんね。

ただ、現在でも関東北部などでは【新生活】が残っている地域もあるそうで、地方自治体単位で運動を推進しているという地域もあるとか。新生活の受付で香典を渡す際に、「運動の趣旨に賛同し、香典返しは辞退します」と記した袋を用いるそうです。地域によって新生活として出す香典の金額もまた異なります。

今でもこの運動が残っている地域では、近隣の人は一律500円などと取り決めをしているところがあるとかないとか。また取決めまではなくても、地域によって金額の「相場」というものが存在しているそうです。今のような戦後最大の経済不況だと言われている時代に、またこの【新生活】が見直されるときが来るかも・・・?

香典の郵送について

「香典」は本来、お通夜や告別式に直接持参するのが礼儀ですが、遠方に住んでいる場合など、様々な事情で葬儀・告別式に参列できないこともあります。そうした場合にはまず弔電を打ち、できるだけ早く香典を郵送します。

香典を郵送する際には、金銭を「不祝儀袋(香典袋)」に入れ、その不祝儀袋を現金書留の封筒に入れて喪主宛に郵送します。決して金銭を直接現金書留の封筒に入れないように。また為替や、弔電と一緒に「電報為替」で香典を送る方法もありますが、喪家の手間を考慮すると現金書留で香典郵送したほうがよいでしょう。

現金書留の封筒に入れる不祝儀袋には通常通り表書きをし、中袋にも金額と住所、氏名を記入します。(※ 現金書留の封筒に住所、氏名を記入するからといって省略しないように。)

お通夜、告別式に参列できないからといって、友人、知人など他の弔問者に香典を預けることは喪家に対して失礼にあたります。参列できない場合には必ず郵送するようにしましょう。

香典を郵送する際には、できるだけお悔やみの言葉と参列できないお詫びを書いた「手書き」の手紙を添えて送るようにします。
お悔やみの手紙はハガキでなく、必ず封書で出します。便箋は色物を避け、上質の白を用いるのがマナーです。毛筆の場合は、薄墨を用い哀悼の意を表します。「なお、心ばかりのご香料を同封いたしましたのでご霊前にお供えいただきたく存じます。」などと香典を同封の旨を書き添えます。

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