香典袋の水引の色

香典袋の水引の色は黒白が常識とされていますが、実はこれは関東においての常識で、地方によってはそうでないところもあります。
お葬式の香典袋は全国共通して黒白の水引ですが、法事のときには関東では黒白。
しかし、関西や北陸地方では黄白の水引でなくてはいけません。
関東の方が関西・北陸、または関西・北陸の方が関東へと法事に出席されるときにはご注意ください。
黄白の水引の香典袋は、その風習がない地方には売られていないので、現地へ赴いたときに文房具店等で購入すると良いでしょう。

何故、地方によって香典袋の水引が違うのでしょうか?
黄白の水引の香典袋の発祥は京都にあると言われています。
そもそも、喪に服す色として黒色が採用されるようになったのは欧米文化が日本に入ってきてからでした。
それまでに尊い色として使われていたのは黒色では黄色です。
欧米文化は日本全国に広まって香典袋の水引の色も黒色が広まりましたが、当時皇室が置かれていた京都やその周辺、また京都からの物流が盛んだった北陸等においては、歴史ある黄色がそのまま法事用の香典袋に残ったのです。

一般的に関西・北陸地方ではお葬式に黒白、法事に黄白ということにはなっていますが、京都ではお葬式に黄白で法事に黒白という逆のパターンもあります。
また、今では黄色は黒の次に尊い色とされていますが、歴史に意味があるので、黒白で出すべきところを黄白で出してしまっても特に失礼にはあたりません。
その逆もしかりです。
それほど厳密に考える必要はないでしょう。
ただ、ご遺族のことを思えば、地方の風習に合わせた方が良いかもしれませんね。